欠陥マンション記録
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三交不動産欠陥マンション紛争記
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3ヶ月~
三交不動産「住戸調査票」(補修記録3ヶ月・12ヶ月・24ヶ月)によると、3ヶ月の時点で既に、建物室内天井(和室・DL)及び、バルコニー天井の亀裂などに関して、補修をした住戸と「24ヶ月で対応します」と回答した住戸が存在する。
また、ドアの開閉不良によるドア上枠の削り作業等も3ヶ月時に行われており、12ヶ月点検時に至っては、さらなる住民が、バルコニー天井・壁等の亀裂を指摘。

天井の亀裂は、様々な要因(収縮応力等)が考えられるが、現在、存在する亀裂が、進行性のない亀裂だとするならば、3ヶ月時点において既に撓みにより引張亀裂が発生していた可能性が考えられる。


しかし、2次検査の結果、販売当初から3ヶ月の間の亀裂は収縮応力に要因するものであり、引張亀裂ではなく「撓みは生じていなかった」となれば、たわみは、築3ヶ月後から発生したこととなる。(クリープ等)


たわみを確認したのが約築2年後であり、且つ、現時点(約3年経過)において、ひび割れ幅及び、本数の増加・浮きなどが発生しているが、3ヶ月補修記録などから、撓み・亀裂等不具合などの問題点は、販売当初から発生していた可能性が高く(一般的に、変形は、3ヶ月程度で50%以上、1年で大部分が収束するため)、現在、目視できる現象は、ただ単に、仕上げ材(タイル・モルタル・吹付け)に影響が出てきた結果なのかもしれない。(つまり最初から撓みや躯体(仕上げ材の中)の亀裂が存在していた可能性が高く、それらを起因として仕上げ材が割れてきたとも考えられる。)


そして、もし仮に、最初からこれら当マンションに生じる現象(上記3ヶ月点検の結果等も含めて)が発生していたのならば、当時の担当者(アフターサービス等)は、1級建築士、この問題が大きくなった(全住戸レベル)後の担当者は、1級建築施工管理技士等であるため(素人ではないため)、何故、消費者・3ヶ月点検以降の購入者等に約2年半以上にも渡って、これらの事実(天井の亀裂・屋上の水漏れ補修の跡等)を伝えなかったのか、理解できない。(伝えてくれれば別の手段(早期の補修等)も講じることが出来き、購入者の選択肢が広がるため。)
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by magekiretuz | 2007-06-15 16:22 | 欠陥マンション
プレストレスト鉄筋コンクリート

「本来、RC構造物は長期応力のもとでも曲げひび割れの発生を許す複合構造物であるのに対し、PC構造はプレストレスの導入によって長期応力のもとでの曲げひび割れの発生を許さず、コンクリート全断面が圧縮にも引張りにも有効に働くようにしたものである。この両者は曲げひび割れ発生以後の終局耐力に至る間の弾塑性範囲では、本質的には同様の力学的挙動を示すが、長期応力のもとでの曲げひび割れの発生を前者が許し、後者は許さない点で、コンクリート系構造物の両端に位置する構造といえる。」日本建築学会(プレストレスト鉄筋コンクリート構造設計・施工指針・同解説より)


そもそも、プレストレスト鉄筋コンクリートとは、PC鋼材を緊張させ、設計荷重とは逆向きの力を発生させることによって、曲げひび割れ幅の発生やたわみを制御する目的でPC鋼材によってプレストレスの導入された鉄筋コンクリート構造体のことを指すが、当マンションアンボンドスラブの設計においては、上記プレストレスト鉄筋コンクリート構造設計・施工指針・同解説のもと設計がなされており、Ⅲ種PCでの「最も不利な長期設計応力作用時にコンクリート断面引張り側に曲げひび割れの発生を許すが、軽度のプレストレスの導入と引張り側普通鉄筋とによって、きびしいひび割れ幅制限を満足する設計」により、いわゆる現行のRCでの「最も不利な長期設計応力作用時にコンクリート断面引張り側に曲げひび割れの発生を許すが、引張り側普通鉄筋によってひび割れ幅制限値を満足する設計」よりも、軽度のプレストレス力が加わることによってよりきびしいひび割れ幅の制御が求められることとなる。




★最大ひび割れ幅制御目標値

「環境や荷重および建物の用途・種類などの諸条件を考慮して0・2mm以下の値に定める。但し、その値には、コンクリートの乾燥収縮による影響を含めるものとする。」(日本建築学会同指針・解説より)


現行のRC部材に対する0・3mmというひび割れ幅制限値に比べると、より厳格な制限となるが、RC部材(鉄筋)よりもPC鋼材の方が腐食等の影響を受けやすく、また、PC鋼材の腐食・破断の方が構造体に与える影響が大であることなどから考慮しても、許容ひび割れ幅を、きびしく、正確に制御すべきであることが容易に理解できる。



★長期応力に基づく断面算定

「曲げひび割れ幅を算定し、その値が目標値を満足することを確かめる。なお、ひび割れの発生を仮定しない設計においても、一時的な超過荷重・収縮応力・温度応力などによる有害な残留ひび割れが生じないように断面引張側に鉄筋を配置する。

また、必要に応じて部材のたわみの大きさを検討しなければならない。」

(プレストレスト鉄筋コンクリート構造設計・施工指針・同解説より)



アンボンドスラブにおいては、通常の鉄筋コンクリート(RC)・鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)よりもひび割れやたわみに対してより厳格な判断を行わなければならいことが理解できよう。





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by magekiretuz | 2007-06-06 18:41 | 建築